8月といえば原爆投下や終戦と言う出来事が思い出されるが、日本航空123便墜落事故も忘れてはならない。
1985年(昭和60年)8月12日に発生した事故では、単独機の事故としては世界最大となる520人が犠牲となった。
お盆の時期が重なり、事故機には沢山の人が搭乗されていた。搭乗をキャンセルして難を逃れた方、キャンセル待ちで搭乗され、犠牲となった方も多かったという。
未曾有の航空機事故とそれに関わった方々
日航ジャンボ機墜落事故を扱った書籍は数多くあるが、ここに取り上げた本だけでも、事故に遭われた方や救難活動に関わった方など、それぞれの立場で色々なことがあったことがわかる。
元零戦隊長で事故現場から近い上野村の村長のお話、事故に関わった男性を軸に展開するお話、三姉妹が犠牲になった家族のお話、事故で犠牲になった方の身元を割り出す壮絶な闘いなど、あまりの内容に読み進める手が何度も止まったほどだ。
私の周りの若い人たちには、この事故について知らない者も多い。年月はこれからも過ぎてゆくが、決して忘れてはならないことだと思う。
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