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本記事は2023年2月26日現在の情報に基づいて記載しています。
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もうすぐ2023年のF1シーズンが始まるわけだが、その前にレッドブルが2026年シーズンよりフォードからパワーユニットの供給を受けることがアナウンスされた。
ホンダとの関係は2025シーズンいっぱいとなったわけだ。
今回取り上げた本は、2008年のリーマンショックに端を発したホンダ撤退により、わずか1ドルでチームを引き取った、レース界のレジェンド、ロス・ブラウンの手によるマシン、BGP001の物語である。
ホンダの突然の撤退により、チームを何とか存続させようと奮闘するロス・ブラウンの様子や、シーズンを席巻することとなる”ダブル・ディフューザー”のエピソードなど盛りだくさんだ。
BGP001が実質ホンダワークスのマシンであり、リーマンショックがなければホンダに栄光をもたらしたかも知れないが、それはメルセデスのエンジンであったからという声もある。
ホンダも2021-22シーズンはレッドブルと共に栄光を勝ち取ったものの、表向きはHRCであり、ホンダワークスではなかった。
徐々にホンダも色気を出し、2026年に戻ってくるかも知れないという話だが、過去の出入りによりレッドブルが先行きに不安を感じたのもしょうがない。
ファンとしてはどうにか名前を残して欲しいものの、本書を読むと不安が蘇るのも事実である。
もう一つのホンダ製ユニット搭載チームのアルファタウリが身売りするとの噂もあり、ホンダが買い取って参戦するのか、はたまた一度袂をわかったマクラーレンと組むのか、それはどうなるかわからない。
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